日本カメラ博物館(東京都千代田区)で開催中の特別展『カメラと動画–動画126年の歴史−』に行ってきました。
館内は撮影禁止のため画像で紹介できないのが残念です。
私が注目したのは、試作機です(マニアック)。
シングル-8のコーナーでは、富士フィルムの幻のカメラ「fujica rapid-8 P1 (1964年・未発売)」とマガジン方式フィルムの展示がありました。実機を見るのは初めてです。ラピッド-8は「fujica single-8 P1」と外観は全く同じですが、フィルムのパーフォレーションが異なります。
開発にあたっては、東京オリンピック(1964年)直前の開発ストーリーが興味深く、富士フィルムを応援したくなります(参考:富士フィルムのあゆみ「“フジカシングル-8”の開発」)。
ダブル8のコーナーでは、松下産業の「ナショナル NC-1(1961年・試作機)」があり「Nikkorex-8」に近い形状と斬新なデザインで発売して欲しかった気がします。
スーパー8のコーナでは、自分が所有する現役のシネカメラが展示されており、やや複雑な気持ちです。
また上記以外の規格「ストレート8」(ベル&ハウエル社)のシネカメラ(フィルモなど)の展示がありました。
8ミリカメラの他にはパテ社の9.5mm、ボレックスなどの16mm、NHKで使用していたカメラが多数あり見応えがあります。
動画用カメラの歴史が順を追ってわかりやすく展示されている。
特別展は2022年1月30日まで開催。
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