まるで童話の世界に入ったような絵作りでした。
「ダークファンタジー」と聞いてみにいきましたが、個人的にはとても素敵な映画だと感じました。
勿論ダークな場面もありましたがユーモアや音楽により和らいだ演出です。
CGを使わない、特殊メイクのキャラクターづくりは驚異的です。
私が注目したのは、絵画的な「構図」。
近世のイタリア印象派絵画をみているような綺麗な構図が多い。
中でも圧倒されたのが、妖精が住んでいる部屋のシーンで、これは実写なのかと目を疑います。
後で知りましたが、マッテオ・ガローネ監督は、もともと画家でもあり、この映画制作にあたり、絵画のリサーチをかなり実施したようです。
子供も大人も楽しめる温かい映画です。
癖があるリアルなキャラクターたちに、映画をみた子供がどのような反応をするか興味が湧きます。
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