先日の第3話、第4話に続き、イメージフォーラムで上映中の『デカローグ デジタルリマスター版』第6話と第7話をみました。
第6話「ある愛に関する物語」
内気な郵便局員トメクと大人の女性マグダの対比が面白い。トメクが純粋過ぎてストーリーの行方が気になってくる。
記号として使用されている「牛乳」の演出が興味深く、特に玄関前の牛乳配達のシーンが印象的です。様々な形の「愛」について考えさせられる。
第7話「ある告白に関する物語」
マイカの未熟さ故の無鉄砲な行動が危うくてみていてハラハラします。
娘アニヤとマイカ(主人公)、アニヤの父ヴォイテク(教師)、マイカの母エヴァ(校長)との関連性や社会的立場を意識してみると物語が興味深いです。みた後にマイカのこの先の人生を考えさせられる。
「牛乳」のモチーフは「母乳」というキーワードで使用されている。
全10話が同じ公営団地を舞台にしていながら、全く独立した物語になっている点がみていて面白い。
コメント