デカローグ

(映画のフライヤーより)

イメージフォーラムで上映中の『デカローグ デジタルリマスター版』第3話と第4話をみました。

「デカローグ」は全10話、各話約60分で構成され、もともとテレビドラマであったため、各話独立した内容である。舞台は同じ公営団地。

第3話「あるクリスマス・イヴに関する物語」

クリスマスイブの夜の出来事。終始暗いトーンですが、光の当て方や表情のアップなどのカメラアングルが面白い(後で知りましたが、各話ごとにカメラマンが異なる)。

ストーリーは、死体が出てきたりとサスペンス(ホラー)的な要素も少し出ている。

第4話「ある父と娘に関する物語」

仲の良い父と娘の物語。(父の)死後開封できる手紙をめぐり、父の思惑と娘の思惑が交錯する。内面をのぞき込むような描き方と、想像を働かせるストーリー展開が面白い。

「真実」は観客の想像に委ねられている。

80年代のワルシャワの街並みや建築物、クルマなどがとても新鮮に感じました。

各話「牛乳」が記号として使われているのが興味深い共通点。

各話「同じ登場人物」が存在し、どのシーンで登場するかも楽しみ方の1つです。

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